体験談~イギリス~



定年を迎え、特別何もする事がなくなってしまった私の心に火を付けたのが、海外への語学留学でした。
シニア留学というものが流行っているようですね。
自宅のパソコンで日々インターネットのニュースなどを見ていたのですが、その言葉はその当時初めて聞きました。
インターネットでシニア留学について色々調べてみると、熟年世代の留学、ロングステイなどを手配してくれる企業などもあるという事が分かりました。

私が語学留学先に選んだのはイギリスです。この歳から英語を学ぶという事が正しい事なのか、愚かな事なのかは分かりませんでしたが、
ただ毎日何もせずにぶらぶらするよりは絶対に良いなと思ったんです。
英語が出来るようになれば、まだまだ世界が広がりそうな気がしましたし、中学生の孫娘に勉強を教えてあげる事も出来る、と思ったんですよ。

イギリス、ロンドンはかつて霧の都と呼ばれた都市です。
そう、私の留学先もロンドンにしました。

私がロンドンを選んだ理由ですが、まず私は大の推理小説好き、つまりシャーロックホームズの活躍の場となったこのロンドンにどうしても住んでみたかったんです。
ロンドンには本来の予定よりも少し早く出発し、その日は市内のホテルに泊まりました。
ここでまず驚いたのですが、ホテルのシャワーを浴びようとしても水圧がとても弱いんですよ。
日本とは比べものにならないくらい弱い。ロンドンに来てまず思った第一の感想がそれでした。

ロンドンでの生活には私達の世代にしては珍しく、すぐに馴染む事が出来ました。
元々、シャーロックホームズの影響でロンドンについての知識は沢山持っていましたし、それが高じて色々とロンドンの文化についても調べていたのが幸いしましたね。
私の通っていた学校から電車で少し走ると、シャーロックホームズが探偵事務所を構えていたというベイカー街もあり、私のロンドン生活は非常に充実していました。

ロンドンでは勉強も沢山しましたが、観光スポットなんかにも沢山足を運びました。
我ながらこれほどアクティブだったかなと思うくらい、休日にはあちこちを歩き回りましたね。
勿論ベイカー街にも行きましたよ。ちなみに、ロンドンは食事が美味しくない、という話を聞いた事がある人もいるかもしれませんが、実際にはそんな事ありませんよ。
少なくとも私がよく行くレストランは美味しい料理を出していましたし、ホームステイ先で出される食事も私の舌の納得いくものでした。
この辺は人によって好みが分かれるかもしれません。